極楽時間を。

偏ったじゃにおた。

BLAST感想。

まず驚いたのが、「ツアーじゃないのに、新しいものを見せてくれるんだ」という、もしかしたら彼らにとっては当たり前の、驚くようなことではないかもしれない、演出。

登場も、まぁ見事に騙されました。高いところから見下ろすのね、きゃっ、なんて思ってたら、爆音とともに現れたのは、ステージ上、しかも5人バラバラに四方八方から飛び出てきました。最初、興奮しすぎてだと思うけど、ニセ嵐があの高い場所から飛び降りたのもよく分かんなかったの。曲も始まってたしさ。ふと気付いて、誰もいなくて、次の瞬間、目の前に翔くんがいて、「………あ?」って始まりだった(笑)

その直後、くそう、あの5人はただのおっさんか!!騙された、くっ!!と思って、2日目からはしっかりとそのニセ嵐をじっと見てやりました(笑)

髪型も、立ち方も、動き方も、きっとすごく研究したんだろうなと思いました。完コピ!映像に合わせて、声に合わせて、一発目のきゃーをびっくりに変えるために、あの5人はど緊張の中(もしかしたら心拍200いってたりして!)、ああやって登ったんだなと思ったらすごく感動した。しかし、私たちも、単純ね!あんなに高いところにいて、映像が嵐だからって、姿かたちがまんまだからって、騙されるんだから!やられた!!嵐があそこにしゃがみながら、にやにやしてる情景が思い浮かぶ…!!

 でもすごく心地のいい「やられた感」。あっぱれ!一番最初から、あっぱれ。

一曲目からぐわっと上がる曲。一度きりの人生、笑って泣いて悔しがって喜んで、生きていこうと思う!

それぞれのソロ、なんだろ、8年、か。その間もずっとDVDで見ちゃってるから、懐かしい、こういうのあったよね…!なんてのはないんだけど、翔くんがチャプターⅡとしてきたり、潤くんがスタンドの空を舞ったり、演出や振付を少し変えてみたり…あぁ、好きだなって思いました、その気持ち。そこに感じるのはやっぱり優しさ、真摯さ。良かった、なんて簡単なことしか言えない、言葉にならない。

2007年Time以降来ていないということにこだわったソロ選曲。MCでも07年以来だってことは毎日言ってた。私もそこの空白はずっと感じていたし、もう5年を過ぎたころにはどこまで記録更新できるか!なんて開き直っていたくらい。長いと思うよ、8年。その8年に、どれほどの状況変化があったか。それは、お互い様だけど。

セトリは、おなじみの曲が並びましたが、歌詞がすごく前向きで、明るくて、暗闇に差し込む強い光、目印みたいな曲ばっかりだった。

妙に、ピカンチの、前を向けばいい、の歌詞が頭に響いてる。前向きな歌が多い嵐らしく、どの時代の歌も励ましの歌詞が並んでるね。当時はもしかしたら若さもあって歌ってるだけ、だったかもしれないけど、今はその時よりもずっと意味を理解して、届ける歌をうたってるのかも。

きっと、こういうことを言いたくて、伝えたくて、セトリを考えたんだろうなと思う。このセトリはヘビロテ決定。

あの時の話になるけど……嵐の曲、聞くと楽しいことばかり思い出して、それが逆につらくて悲しくて、直後は聞くことが出来なかったんだよね。だから、違う曲ばかり聞いてたんだけど、落ち着いて聞くことができなくて、結局は嵐の曲を聞いてて…聞いてたのはサクラ咲ケ。発売時期も似たようなとこだったしね(笑)ただ、Lotusはもしかしたらもう聞けないかもしれない。

リハ2日間は雨が降っていたという今回。私もプレ販行ったときは雨がザーザー降ってきました。あそこは山だから、天気は不安定、晴れ予報も当てにしないほうがいい、そう思って4日間ずっとレインコートを持って、バッグも濡れないようにしっかりと対策して…でも、きれいな月が見えるほどに晴れた。きっとその方が、空高く、ずっと見えたんだろう。だから見てたんだろう。

 その、プレ販に行ったときにちょうど流れてたのが、ハダシとカーニバルで。やっぱり歌うんだね、と思ってたけど、これがコラボ曲でしたね。MCでこれからの説明をする、っていうのが結構最近あることだからキタキタ、今回も、と思って、もっと話を聞きたいなと残念が漂いつつ、いつもの曲をちょっと変えて。振付に夢中になる初日でしたが、2日目以降はなんとか余裕もありつつメンバーを目で追うこともできました。

 

 しかしやっぱり今思うのは、本当に楽しかった、ってこと。

8年ぶりの地元コンサート、本人たちも意外とそこをこだわりのポイントにしてくれたことが、2008~2014年の7年間、私が抱えていたモヤモヤが晴れた瞬間でした。人が入る会場しかもう見えてないんだな…って、毎年悲しくなった7年間。(今回はスタジアムだから大きな会場、だったけど)5大ドームがある都道府県には分からないことだと思うけど、ドームしかやらなくなって、来ないんだなっていう絶望感ったらない。だから今年関ジャニ∞がやったように、リサイタルと称して「最近行ってないとこ、行ったことないとこでやりたい」っていうコンセプトを持ってくれるって、うれしいよね。だから、次何年後になるかは分からないけど、また宮城に来てほしい。思い出してほしいな、アリーナを巡るツアーも!小さい会場なら、いっぱいあるんだよ、アクセスがいい場所に!!(笑)

・・・っていうことを、とある県に住む友達に言ったら、「仙台は今までもコンサートで来てるし、来る可能性は十分にある。でも私の地元は、一回も来たことがない。だから、仙台は少し違う」って言われちゃいました。確かに…。

私の中では、一番上に5大ドームがあって。次に宮城・広島・長野…が、ある。(関東は除く)だから、次は広島あたりくるんじゃないかって、そう思ってて、それだと遠い…ってなってる。勝手に。行けないかも…って落ち込んでる、勝手に。

話はそれたけど、BLAST。

前半と後半で、実は同じゲートだったの。前半はNゲート、後半はWゲート。Nはしっかり月が見えて、Wは見えなかった。(果てない空のときね)それもオツだった。前半は、ぐわっと晴れた空が見えて。後半は、スタジアム感を味わって。最高だった。それしかない。たぶん…セトリからも、最初に書いたけど、彼らのBLASTへの本気度からも、すべてから、気持ちを汲み取ることができたからだと思う。最後の、涙。ボロボロしたわけじゃないけど、あぁ走り切ったんだ、BLASTin宮城のために、死力を尽くしてくれたんだ、そう思ったら、こっちも泣けた。基本、他人がいるところでは泣かない私ですが、今回ばかりは特別だった。にのが言ってた、明日、また明日と続けていくことが大事だって、私もそう思う。日常は突然崩れ去るし、思いもよらない結末を迎えることがある。普通の毎日って、それがどれだけありがたいことなのか、人間は失わないと気付くことが出来ない。私も、「また明日」って、それがどれだけの言葉なのか、知らなかった。それでもやっぱり人間は考える葦だから。こうして今も今日を生きてるわけで。これからも楽しい思い出を作っていければいいな。そこに嵐のコンサートもあれば万歳!!!来週、っていうか、もう明日明後日、当落です。今を生きてこその当落!待ちかまえましょう。

今回は震災復興支援コンサートということで、私自身の経験からくる思いも織り交ぜながら感想を書きましたけど、これっきりです。次回からはどんなツアーも新しいものだから、あの当時を回顧することないと思う。こうなりゃもう後ろ振り向かず、です。

 

たくさんの方が書いてるから、細かいことは書かない。

夢中で見てるから、コンサートの細かいことはよく覚えてないしね。

 何度も言ってるから、もうウザいけど!(笑)、楽しかった!!それだけ!!!

また来てね。嵐も、ファンのみんなも!!!