極楽時間を。

偏ったじゃにおた。

グラスホッパー。

暗殺教室かな、観に行った時に渋谷のあのまさに人間がグラスホッパーみたいに見える映像だけの予告が流れて、その瞬間に絶対に観に行く!!と決めていたこの映画!!

やっと公開初日を迎えたので、わくわくで観に行ってきました!

面白かった、という表現があってるかどうかは分かんないけど、もう一回観に行こうと思いました。

PG12ですからね、グロいかなと思ってたけど、まぁそうだね、殺しが大前提の映画だから、血が飛ぶ飛ぶ。山田くんの美しい顔に真っ赤な血しぶきが散ったときは、いろんな意味でこの世のものではなかった。美形で色白に銀髪、真っ赤な血…想像してごらんよ、ハッとするよ。それでいて人間らしいところもあって。孤独な若き殺し屋ってことだけど、蝉自体がどの程度孤独を感じていたか…もう一回観て、考えてみよう。そして原作を読んでみよう。

原作はもともと読んでいないものであれば読まないで映画に臨むもんで、今回も読まないで迎えたわけですね、公開初日を。きっと原作を読んでからだと違うんだろうな。どっちを先にしようか(原作を読むのが先か、2回目が先か)迷ってますがきっと2回目のほうが先だな…。

ツイッターで、映画を見た後に渋谷のスクランブル交差点を通るのが痺れる、通るのが恐怖、なんてつぶやきを見たけど、そうだろうな。私はすぐ車を運転して帰ったけど、21時過ぎに終わる回を見たから外が真っ暗で、交差点を渡るときにちょっとドキドキしたよ。自分の方が青だよね、人いないよね、私は狂ってないから大勢に突っ込むなんてことはしないよね……なんてそっち側の変な恐怖を味わったよ。もちろんそんなおかしな感化は全くないけど、それぐらい頭に残る映画だった。

その日に映画を観る予定は全くないけど(ひとりじゃないし)、来月に東京に行く予定はあるから、できれば渋谷で映画を見て、その後にスクランブル交差点を渡りたい。いや、映画は見なくても、渋谷には行こう。でも信号待ちをするときは絶対に最前列で待たない……GANTZを観た後も、同じようなこと思った。電車は最前列で待つもんじゃないなって。狙われるってことじゃなくて、間違ってぶつかられたり押されちゃったりとか、さっき肩がぶつかって因縁持たれてなんてことがあったりとかさ…!!あったら怖い。この世で一番恐ろしい生き物は人間だよ…。

話はそれましたが。

映画はスピード感があって、鈴木、蝉、鯨、岩西、そしてその他の人たち、それぞれが味をもって、事情をもって、動いていて、あっという間にエンディングだった。このあっという間に終わる映画、これが巻き込まれ型の映画、ってことなのかなと思った。

握りしめた両手に力がこもってしまって、意識してないと力が抜けなかったよ…それはラストの追い込み、って言ったらいいのか、ネタバレになるから言えないけど、見たら分かるよ!!ラストのアクションだよ!!入り乱れる。

それが終わった後の、伏線が回収されていくのも気持ちよかった。疑問に残ってたことが、回収されていくのはすっきりした。ひとつひとつ疑問に思いながら観てたほうが、すーっとする。もちろん「詳細は想像にお任せ☆」っていうのもあったけどね。原作読めばいいのかな?やっぱり買わなきゃいけないな。うん。

蝉は狂気で鋭くて哀しくて美しくて、鈴木は情けないながらも優しくて芯の強さあって。それぞれのキャラクターも際立ってて、何度も言うけど、良かったよ!!私好みだった。ラブストーリーとか甘々な話は嫌いで見ることができないタイプの人なので、余計にハードは内容は好き、っていうのもあるから、そういうタイプの人なら巻き込まれると思う!!