極楽時間を。

偏ったじゃにおた。

母と暮せば

母と暮せば、観てきました!!

仕事だったので、ビューイングは逃しました…。

まぁ、パブリックビューイングの予想はできたのだから休みをとっておけとも思ったけど、でも今月はいろいろとわがままを聞いてもらっているので…関ジャニ∞とHey!Say!JUMPに行くためにお休みを融通してもらったから、さすがにそこまで言えなかった!運よく休みなら…と思ったけど、そこまでうまくはいかなかった(笑)

話を戻して。

母と暮せば、は、観る前から分かってはいたけど、とってもつらいお話でした。

たくさんの命が同時に失われ、遺された人たちが苦しみ、悲しみ、なぜ自分が命がある側なのか、いっそのこと自分も…そんなことを考えてしまうほど、つらい毎日がそこにはあって。何が楽しくて毎日を過ごしているのかが疑問になってしまう。あなたがいないのになぜ?何に希望を持てというのだろう?と。

本来ならばそこにいるはずがなかった、もう少し時間がずれていれば、それが昨日、または明日だったら、………自分は選ばれていなかったのに。自分自身が被災したこともあって、災害があるたびに、それは考えたことだった。

人災・天災、関わらずやはり悲しい出来事は悲しい。作品中に「(原爆や戦争は)地震津波と違って避けられることだから運命なんて言わないで」といった意味のセリフがあって、それは考えさせられた。運命、って、どういう意味なんだろう。

映画は、もちろんつらいことばかりではなく、ほっこりと笑うシーンもありました。

親子の、昔話は楽しいよね。しやがれでも言ってたけど、おねしょの話とか。

そうそう、にのは長崎ちゃんぽんを右手で箸を持って食べていたよ。CMでも右手で食べていたのはそう指示があったからと言っていたけど、今回はどうだったんだろう。この時代の人だって、左利きはいたと思うんだけど…(本人は別にどっちの手で箸を持とうが関係ないって言うだろうね。作品に合わせますとかなんとか言うんだろう)

ラストは、正直、ほっとした。観てるうちに、ラストはこうなるんじゃないかって想像はしていて、最後まで観た結果は、ざっくり言えばその通りだったんだけど、思ったよりもずっと美しくて悲しくてエンディングを見ながらずっと泣いてた。

途中途中、泣けるところは随所にあって、ほろほろと涙は流れはしたんだけど、ラストで崩壊といったかんじ。いい雰囲気だったよ。

私がばかちんなんだけど、ハンカチをうっかり忘れてしまったから、ストールで涙をずっと拭ってました。分かってたのに、泣くのは……。そのストールは干しています!!

何度も繰り返し見たい!とはなかなか思えない重めの映画ですが、今を生きていることはとても幸せなことで、自分を取り囲む大事な人を大切にしたい、しなければいけないと思う映画でした。今の平和な日本は、たくさんの犠牲のもとにある。それはどんなに時代が変わっても、忘れてはいけませんね。とにかく一回は観たほうがいい!私は二回目行くかな、どうかな。ずっしりした映画です。観て良かった。